アルセーヌ・ルパンのライバルたち・6

ベシュー

 あまり有能な刑事ではなく、ルパンの身を危うくすることはありません。
ですので本来ライバルとは言えないのですが、ベシューはなんといっても「別格」の刑事です。
どう別格かというと、ベシューほどルパンと対等に付き合った男は出てきません。
 ルパン扮する探偵ジム・バーネットの怪しげなやり口を苦々しく思いながら、それでも自分では解決の見込みがないとなると結局ルパンを頼ることになるのです。対等に戦える訳では全くなく、しょっちゅうからかわれ、出しぬかれています。
それでも、その度に本気で憤慨して、ルパンに食いかかって行く姿には、ルパンに一番近い存在に思われてなりません。探偵としては決して対等でなくとも、友情においては対等な存在。
 それを証明するのはルパンにとって、ベシューがさして利益につながる人間ではないこと、それでもルパンのほうからほとんど付きまとうと言ってもいいほど積極的に関っていく事だけでは不充分でしょうか?
 

登場作品

『ジム・バーネット探偵社』
『バール・イ・ヴァ荘』

日本への影響 翻訳史 原題・邦題 6つの罪 ライバル達 推理法 プロフィール
外国 舞台化・映像化 参考文献 お勧め作品 同好会会合レポート リンク集  
PRESENTED BY 桜緋女 mailto:mail@kurenoai.com